1/11 ニートだけどオムライス作ったよ/「武器になる哲学」感想
ごはん
朝食 青椒肉絲
昼食 オムライス
夕食 ハムステーキ、本麒麟
毎日のごとく「朝食 なし」と書いていて書く意味あるか? と思ったので起床してから食べたものを時間にかかわらず朝食とすることにした。俺が起きたらそれは朝。
あと朝起きてもいつも二度寝してしまうんだけど原因がわかった。なぜか目が乾燥してて目開けるのがめっちゃ辛いから目を閉じていると二度寝してる。アホでしょ。
目を開けながら寝ているのか? 乾燥している時期というのもあるということで目薬買ってきます。
オムライス作った
いつかの日記で冷凍のチキンライスを使えば簡単にオムライスできるんじゃね? という発想を思いついたので作ってみた。
以下のサイトを参考にしました。
作ろうと思ってたオムライスがこちら
実際にできたオムライスがこちら
なんで??????
やっつけ感半端ないですね。ギリギリオムライスとして成り立っている。
とりあえずなんで失敗したのか考えると、焦りすぎて固まってない状態でラップに移してしまったことが原因だと思います。次回はもう少し余裕をもっていけば理想に近づくのではないでしょうか?
まあ初めてオムレツを作ったにしては上出来でしょう。これに懲りずに挑戦していけば理想のオムライスができると思います。問題はレンチンよりもめっちゃ手間がかかるので面倒くさがってやらなくなりそう。
本を読んだ
武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50
- 作者: 山口周
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2018/05/18
- メディア: Kindle版
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今年2冊目はこちら
「おまえ最近図書館で借りた本でもラノベでもないやんけ!」と思ったかもしれない。すまん。
Kindleアンリミテッドが3ヶ月99円だったので加入していたけど12日に期限が切れるので、読めるうちに読んだ。
タイトルの通り哲学や思想のキーワードを50個挙げている。ただ哲学や思想を説明しているだけではなく実用的なものに絞っているのがユニーク。
哲学入門関連の書籍、だいたい退屈説
哲学入門の本を読んだことある人ならわかると思うんだけど、大抵の場合、元素論から始まってプラトン、アリストテレスってなっていくんだけど正直退屈。なぜなら「万物の根源は水だ」「いや土だ!」「火に違いない!」「空気だろ」「いや四元素が交じっているんだ!」とかずっとやってるんだよね。
仕方ないことだけども、いまの私たちにとって当たり前のことについてずっと語っているから飽きる。そして読んでも忘れる。本書を読んで「あーそういえばこんなやついたな」と久しぶりに思い出したりした。
つまり、哲学入門って仕方ないけど大抵つまらない。人によっては面白いのかも知れないけど自分としてはちょっと退屈だった。
ちなみにその退屈な哲学入門書籍のなかでも下のやつは読みやすくカジュアルで面白いです。
筆者もどちらかといえば僕よりで、だからこそ本書を書いたらしい。本書を読んで50個のキーコンセプトがあるわけだけど、全部なるほど! 面白い、となったわけではないし既知のものもあった。そういうことは人によってまちまちだと思うけど50個もあるから少なくても1,2個は絶対惹かれるキーワードがあると思う。
興味あるところだけかいつまんで読めばいいし、読むのを止めるタイミングもとりやすいから読みやすいのでオススメの一冊ではある。
以下に、読んでてピンときたワードやコンセプトをメモしておく。
1,ロゴス エトス パトス / アリストテレス
ロゴス 論理的
エトス 倫理的
パトス 情熱的
どれかひとつだけではダメだよというやつ
似たような記事↓読んだこと思い出した。
2,報酬 / バラススキナー
不規則な報酬に人は1番ハマりやすい、と社会実験で明らかになった。
ツイッターとかまさにそうで情報が不規則に出現する。更新すれば誰かのツイートがあるかもしれないという不規則性が多くの人を依存させる原因らしい。なぜソーシャルメディアにハマるのか? それは「予測不可能だから」というのが近年の研究による答えらしい。
3,予告された報酬 /エドワードデシ
「予告された」報酬は、創造的な問題解決能力を著しく欠損する。
例としてはろうそく問題。
人が創造力を発揮するのはアメもムチも必要も有効ではなく、挑戦できる風土や環境が大事らしい。
ここまでやったら10分間ゲームできるとかのスタイルは有効じゃないのは経験則としてわかる。
4,マタイ効果 / ロバートキングマートン
富める者はますます富み、奪われる者はますます奪われるという現象。
4,5月生まれは1~3月生まれよりスポーツや学力に差があるという身もふたもない話。
小学一年生で差があるのは誰でも分かると思うが、中学生になっても差があるという事実。
やはりスタートダッシュはめちゃくちゃ大事ということ。大学1年生で最初にとったGPAがずっと響くのと一緒。良い成績をとったものは現状維持バイアスが良い方向に働く。
5,パラノとスキゾ / ジルドゥルーズ
パラノ=パラノイア(偏執症)
スキゾ=スキゾフレニア(分裂症)
何に=アイデンティティ
パラノ型の人→住む人
スキゾ型の人→逃げる人
パラノ型は状況変化に弱い。一つのこと(アイデンティティ、職業、環境)に固執しすぎると非常に危険。
逃げる人は住む人より軽薄で軟弱な生き様に見えるかもしれないが決してそうではなく、勇気と強度を持たない人こそパラノ型になりやすい。
逃げることには勇気が必要。
ツイッターとかではいじめや過労による自殺に対して「自殺するくらいなら逃げればいいのにバカじゃん」という安直な意見が多く見られるけど逃げることって相当勇気が必要だよね。
6,パノプティコン / ミシェルフーコー
パノプティコンとは、刑務所などで用いられる全方位監視システム。
建築学的構造は中央に監視塔を設け,その周囲に円状の収容施設を配置する。中央の塔からは収容施設の各独房に監視のための光線が送られるが,それによって囚人を監視しつつも監視者の姿は決して見られない環境がつくり出される。これは監獄の効果的・能率的な経営をもたらす。たとえ監視者がいなくとも,その光線があるかぎり囚人は監視者の存在を意識せざるをえないからである。
監視するよりも監視されている"かもしれない"という環境を作り出すほうが圧力を与えられる。
進捗管理とかでもいちいち聞くより、「共有スペースで進捗書いといてね、たまに確認するから」と一言言ったほうが効果的といった感じ。たしかにそっちのほうが嫌だわ。
対立する考えをぶつけ合わせ、闘争させることでアイデアを発展させる、方法論。
知ってたけど実際使ったことないので使えるようになりたい。
8,プリコラージュ / クロードレヴィストロース
南米のマト ・グロッソの先住民達を研究し 、彼らがジャングルの中を歩いていて何かを見つけると 、その時点では何の役に立つかわからないけれども 、 「これはいつか何かの役に立つかも知れない 」と考えてひょいと袋に入れて残しておく 、という習慣があることを 『悲しき熱帯 』という本の中で紹介しています 。そして 、実際に拾った 「よくわからないもの 」が 、後でコミュニティの危機を救うことになったりすることがあるため 、この 「後で役に立つかも知れない 」という予測の能力がコミュニティの存続に非常に重要な影響を与える 、と説明しています 。この不思議な能力 、つまりあり合わせのよくわからないものを非予定調和的に収集しておいて 、いざという時に役立てる能力のこと
以上、本書より引用。
アポロ計画が生み出したICUやエジソンの蓄音機、アポロ兄弟の飛行機など世界を変えるような巨大なイノベーションの多くは「なんとなく、これはすごい気がする」という直感に導かれて実現している。典型的なプリコラージュ。
ジョブズがなんかのスピーチで言っていた「点と点をつなげる」ことも似たような内容だった気がする。興味や直感のみの行動は短期的に結果は出ずただの点に過ぎなくても、長期的に見れば点と点が予想だにしない方向に繋がることもあるんだ、だからこそ貪欲に行動すべき。みたいな内容だったような。
最近知った、迫りくる黄昏に飛び立つミネルヴァのフクロウも共通するところがあると思った。
行動の理由なんて事前にいくら用意したところで、たいていの場合、それは建前やこじつけでしかなく、本当のところは後になってからしかわからない。ミネルバのフクロウなのだ。後になってからしかわからないなら、後になってから知ればいい。いまは行動するだけでいい。
「人生に物語はいらない」より引用
どん詰まりの状況でも何もしないより何か行動したほうが見えてくるものがあるよね。
とにかく行動しろっていうよくある自己啓発本みたいな結論になってしまった。
だいたいの自己啓発本は雑に要約すると「今すぐやれ!」「目標を決めてやれ!」「継続してやれ!」って内容だよね。