3/3 花屋で花束を買った後の帰り道の恥ずかしさたるや & 『砂の女』読んだ

5時起床。今日は休みなのでちょい遅く起きれて嬉しい。昨日の日記が白紙だったので、スピンバイクをやりながら書く。最近、日記というよりコラムみたいな感じになっている。ぶっちゃけ毎日イベントが起きるわけでもないし、仕事について書けるわけもないから仕方ない。今日病院2つ行って散髪もしたけど、特段書く内容なかったしなあ。花粉がすごいくらいで。

 

ハイパーインフレーション読む。めっちゃ面白い。もうちょい引き伸ばししても良いんだよと思うくらいにはテンポが良いし、登場人物も魅力的。色々とだいぶ癖があるけどゴールデンカムイがあれだけ受け入れたんだから、ハイパーインフレーションも大丈夫だろ。

shonenjumpplus.com

 

花届いた

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隔週で来る花が届いた。今前回がビビットカラーで派手だったけど、今回は落ち着いた色合いでイイ感じ。

スーパー行って思ったけどスーパーの入り口付近にある花を買ったほうが安いしボリューム感あるんだよな。でも花を持って帰るのだいぶ恥ずかしい。でも一度試しに買ってみるか。買うタイミングも自分で決められるのは大きいかもしれない、買って帰るの恥ずかしいけど。

 

本読んだ

欠けて困るものなど、何一つありはしない。

砂穴の底に埋もれていく一軒家に故なく閉じ込められ、あらゆる方法で脱出を試みる男を描き、世界二十数カ国語に翻訳紹介された名作。

砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々。ドキュメンタルな手法、サスペンスあふれる展開のうちに、人間存在の極限の姿を追求した長編。20数ヶ国語に翻訳されている。読売文学賞受賞作。

前に買った本。Amazonで4年前に買ったらしい。読んだ感想としては「文学作品~」て感じ。すげえアホっぽいな。メタファーやらなんやら色々とあるなあと思いながら、でも考えたところでもなあと思うので、考えないし書かない。

砂というものは俺の日常生活と身近なものではないから、砂が日常にある人が読んだら視点変わるんだろうなと思う。砂が日常生活の一部にあるイラン人とか、日本人の花見の感覚で砂漠にペルシャ絨毯広げてピクニックとかやるらしい。文化が違うというやつだ。砂丘でも行ってみたいなあ。行くとしたら鳥取砂丘かな。中国地方も一通り制覇してみたいし。

3/2 人はエレンタールのみに生きるにあらず。味噌も必要である。

4時半起床。朝活はステッパー除外。最近運動のモチベ下がってるなと思う。また本読み直そうかしら。

 

エレンタール攻略

エレンタールの構成が大体落ち着いたのでメモ。

りんご酢+エレンタール

エレンタール2、りんごフレーバー1、リンゴ酢大さじ3、水350ml

柑橘系+エレンタール

エレンタール2、グレープフルーツフレーバー1、ポッカレモン大さじ3、水350ml

この2種類が美味しいという結論になった。なんか酢酸とかクエン酸とか健康に良さそうだしね。

 

人はエレンタールのみに生きるにあらず

退院してからエレンタール生活も1ヶ月以上経過したけど、まあまあ慣れてきた。慣れてきたのと平気であることは等価ではないけど。エレンタールは栄養的満足は与えてくれるけど、精神的満足は与えてくれないので。イエス曰く、人はエレンタールのみに生きるにあらず。

 

今のところ固形物は食べられないし脂質はアウトだしで色々と厳しい食事制限がかかっている。というか本当なら水とかほうじ茶以外飲まないほうが良いんだろうけど、それは流石に無理。たまにくる空腹感をほうじ茶で抑えきれる自信がないし、自宅にはお粥とか色々食べ物があるので、衝動的に食べてしまう可能性がある。というか食べちゃう人いるだろうなと思う、ダイエットなんか比にならないでしょ。

なので個人ルールとして、脂質の高くないスープと具なし味噌汁まではOKとしている。自制できず衝動的にお粥食べちゃうよりも、許容範囲を広げて自制することにした。味噌汁なんか脂質も少なく、栄養価が豊富、消化にも良い。スープに関してはだいたいオニオンスープしか飲めない。他のスープはだいたい具材が入っているし、ポタージュは牛乳が入っているので脂質が高い。

 

なので、最近は味噌にハマっている。せっかくなので自分の好きな味噌を探してみようと思い、色んな味噌を買っている。

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この前東京行ってきたときに百貨店とかで買った味噌。流石に買いすぎたけど、1日コップ2杯程度飲んでいるので余裕で消化できる。

今のところ甘めの白味噌系が好みということが分かってきた。実家でも基本的に白味噌だったからかもしれない。エレンタール追求の旅はほぼ終わったけど、味噌追求の旅が始まった。

3/1 花粉しんどい&『13歳からのアート思考』読んだ

4時半起床。昨日歩いたり立ちっぱなしだったので疲れている気がする。ので、朝活はステッパー30分除外。今日長めの残業したし書くことそんなにないな。花粉しんどすぎる。アレジオン買わないと。

 

本読んだ

中高生向けの「美術」の授業をベースに、
- 「自分だけのものの見方」で世界を見つめ、
- 「自分なりの答え」を生み出し、
- それによって「新たな問い」を生み出す
という、いわゆる「アート思考」のプロセスをわかりやすく解説した一冊。

「自分だけの視点」で物事を見て、「自分なりの答え」をつくりだす考え方を身につけよう!

もうちょいまともな概要はなかったのかなと思わなくもない。ビジネス書を選別する際には、概要が概要になっているか、インフルエンサーがオススメしていないかを気にしたいところ。本書はたまたま本屋で買ったので気にしていなかったけど、Amazonのページでオリラジ中田が出てきて、うっとなった。そしてその予感は当たる。

 

本書でいう「アート思考」とは、「常識」や「正解」に囚われず、「自分の内側にある興味」をもとに、「自分のものの見方」で世界をとらえ、「自分なりの研究」をし続けること、らしい。アートって君たちが思うよりもずっと自由だよっていうありがちな。

 

他人の答えに依存せずに自分なりの答えを持とうってのは同意。答えを解釈やレビュー、感想、考察と置き換えてもいい。漫画や映画、アニメを見た後すぐに、タイトルで感想を検索して、他人の感想、考察を探しがちではないだろうか?

鬱ごはん4巻37ページより引用

他人の感想や解釈を参考にするのは問題ではなく、自分で考えずに他人の感想や意見を自分のものとして扱う癖がついているのが問題。自分もそういったことをしていた時期があるし、つい楽をしてしまいがち。言語化はしんどいからね。素晴らしい作品を観て感想を書こうにも、言語化する際に稚拙な言葉しか出てこなくて作品の素晴らしさを十全に出力できないとかありがち。

 

読んだ感想としては、あんまり参考にならなかったというか、既知のことばかりだったのでサクッと読んでしまった。ぶっちゃけ期待外れというか対象読者とは離れていたと思う。やっぱりインフルエンサーがオススメしている本は、よっぽど著名じゃない限りハズレ率高いな。

音楽の鑑賞では視聴の際に作品とのやり取りを行い自分なりの解釈する人が多いのに対して、美術の鑑賞では同様のことをしない人が多い、というのは確かにと思った。言っちゃ悪いけどこの本読むくらいなら、ブルーピリオドを読もう。

2/28 マイナンバーカード貰って難病申請した&『儚い羊たちの祝宴』読んだ

4時半起床。朝活完了。やればできる子。大人になって褒めてくれる人なんていなくなるんだから、自分で自分を褒めるしかない。それかジムに行ってトレーナーをつけてもらうとか? 音声作品に縋るのはあまりにも退廃的に感じる。まあ継続できれば何を支えにしてもいいんじゃねとは思う。

 

今日は役所に行く用事があるので半休。仕事はトラブルがあって今日やる予定だったことが1mmも進まなかったが、まあ後は他の人がなんとかしてくれるだろうと思い退社。

今日は暖かい。暖かすぎて花粉がやばい。憂鬱な季節が来た。スギ、ヒノキ、ブタクサの花粉症なので、安息の日は梅雨シーズンと10月以降しかない。終わっている。みんな花粉症になればいいと思うよ。

 

久しぶりの東京。役所行ってまずマイナンバーカードの交付手続きを行う。マイナポイントの受取期限だったから、テレビでも観て焦った人たちがマイナンバーカード申請者でいっぱいいた。対応する役所の人可哀想。まあまあ期限ギリギリに受け取っている俺が言えたものではないけど。

 

マイナンバーカード受取後、そのまま難病申請へ。難病申請でマイナンバーカードがないと面倒なのでマイナンバーカード作ったんですねー。あと住民票の写しをコンビニで作成できるのが便利。難病申請は障害福祉課に行くんだけど、なんかこう癖がすごい人(歪曲的表現)たちが役所の人と話し合っていてすごいなあと思った。分類的にまあ俺も同じか……とも思った。予め難病申請に必要な書類は確認した上で望んでいる(じゃないとまた来る羽目になる)のでスムーズに終わった。これで俺も自己負担2割の民になった。

 

本読んだ

内容紹介
夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。
内容(「BOOK」データベースより)
ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。中でも、「最後の一撃」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至芸でもある。本書は、更にその上をいく、「ラスト一行の衝撃」に徹底的にこだわった連作集。古今東西、短編集は数あれど、収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ。

 

このミス1位の本。Twitterでオススメの短編小説?面白かった短編小説3〜4枚にまとめた画像が流れてきて、その中の1位がコレだった記憶。感想としてはまあまあ面白かった。1つ目では「おっ」となったけど大体似た感じの展開なので、読んでいてあーコイツ死ぬわと思うし大体死ぬ。登場人物達に全く共感できないように描写されているので、人形劇とかグリム童話読んでる気分になった。

2/27 タイトル考えるのも面倒なんだよな & 『知ってるつもり 無知の科学』読んだ

4時半起床。朝活はステッパー除外。

ホグワーツで野生動物を乱獲。乱獲して世話すると装備強化できるから仕方ないね。ホグワーツの好きなところに装備周りのシステムがある。帽子やコートとかで攻撃力と守備力が加算されていくよくあるシンプルなシステムなんだけど。外見は今まで手に入れた装備に好きなように変えられるのが良い。最強装備だけ残して他の装備は全部売って外見は好きなのにしてということができるのが好き。序盤は特に金欠になりがちなので、ひたすら各地で集めた服を売り払う学生になりがち。

 

本読んだ

自転車や水洗トイレの仕組みを説明できると思いこむ。ネットで検索しただけでわかった気になりがち。人はなぜ自らの理解を過大評価してしまうのか? 認知科学者のコンビが行動経済学やAI研究などの知識を結集し、「知ってるつもり」の正体と知性の本質を明かす

面白かった。今のところ2023年で一番面白かった。前半は、なぜ人は自分の知識の錯覚を起こすのか、後半は、知能というのは個人ではなく集団に宿るという本。

会社の出勤してから始業時間が始まるまでの20分くらいに一章ずつ読んでいたからメモもないし、断片的に理解していたから正直忘れていることも多いけど面白かったという記憶はある。

  • 「コミュニティに触れることで知識を引き出すことができる」=「自分の中に知識がある」と人は錯覚しがち。
  • 無知の無知となっていることに気が付いていない(=知っているつもり)。
  • 自分の中に知識を蓄えるには世界の情報量は余りにも多すぎるので、世界やコミュニティを外部記憶装置として用いることで知識を保持し活用している。
  • 無知の無知であることを自覚せずに行動するのが危険、理解もしていない事象に対して賛成反対運動を行う人が多い。
    • オバマケアに対して、国民アンケートを取ったところ、36%が賛成、40%が反対、24%が意見表明しない結果。同アンケートでオバマケアの最高裁の判決を正解したのは全回答者の55%。つまり最高裁判決の内容を正しく理解しないまま、賛否を表明した人が相当数いた
    • 2014年のウクライナに対する軍事介入を最も強く支持したのは、世界地図上でウクライナの位置すら示せない人々であったという
    • Twitterにホントよくいる。ああいう人って事象に対しては本当はどうでもよくって、コミュニティ内で同じ意見を言っている人と同調して安心したり、同じものを叩いたりして気持ち良くなりたいだけだと思っている。偉そうな物言いで森羅万象に一言申したい人間が多い。政治とかワクチンに限らず、奢る奢らないとかそういうのでも。要するに暇なんだよな。暇つぶしにしては物凄く迷惑だけど。たまにシャドーボクシングしてるし。

2/26 ホグワーツ主人公が密猟者になり始めている気がする & 『メタバース進化論』を読んだ

4時半起床。朝活完了。朝活しても体重変わらないし、朝活のモチベが段々と下がっているのを感じる。筋肉つけようにもまず脂肪がないから、筋肉がすごいつきづらいのが困りものすね。脂肪をつける、太るにはまともにご飯食べないといけなそうだから、5月以降になる。あと2ヶ月も結果の見えてこない運動を続けられる自信がない。当初の目的は体力づくりだったから、それ自体はある程度達成していて、あとは健康のためとしかいえない。

もうちょい暖かくなってきたら散歩にしたほうがいいのかもしれん。でも花粉がやばいのがアレ。

 

主人公が密猟者に見えてきた

ホグワーツやっているけど、禁じられた森とか草原にいる野生動物を捕獲できるようになった。だけど、やっていること普通に密猟となにが違うんだコレと思う。

密猟者はゲーム内で敵として登場し、主人公も密猟者に対してインセンディオ(爆発魔法)やディフェンド(切断魔法)などえげつない魔法をぶちかました後、「これで野生動物たちも安心して眠れるね」とか言ったりする。

でも、主人公も野生動物を飼育するためにレビィオーソ(拘束魔法)を野生動物にかけて無理矢理収納袋に入れる所業を行っている。余った野生動物はショップに売ることができる。やっていることは黒よりのグレーだ。動物素材がないと装備強化できないからね、仕方ないね。

 

本読んだ

メモを取りながら取っていないのでざっとした感想だけ。

メタバースは我々に何をもたらすのか? “原住民”が語るメタバース解説の決定版】

Meta(旧Facebook)の事業計画と社名変更の発表以来、注目度が急上昇した「メタバース」について、特にソーシャルVRに焦点をあてた一番ディープで刺激的な書籍です。本書は単なるソーシャルVRの概説ではありません。メタバースが人間の在り方を劇的に進化させる可能性を考察する、仮想現実住民である著者が物理現実に住む私たちへ送る別次元のルポルタージュです。

前半では、現在最もメタバースを実現していると考えられる「ソーシャルVR」について解説します。主なサービスの特徴や、主要関連技術について理解できます。

後半では、ソーシャルVRユーザーへのアンケート調査や著者本人の経験にもとづき、アバターをまとうことによるアイデンティティやコミュニケーションの変化を考察します。また、アバターと事実上無限で自由な空間性に注目して、経済分野における可能性も検討します。これらを通じて、人類の「進化」の萌芽が現在のソーシャルVRにはすでにみられることを論じます。

本書が扱う内容は仮想現実の文化のほんの一側面にすぎません。物理現実とは違った「別の現実」の在り方を目撃してください。

 

こうやって本の概要を貼っておくと、俺は文字数稼げるし、読んでいる人もリンク先に飛ばなくてもいいといいこと尽くし。

 

ITエンジニア本大賞2023でビジネス書部門大賞というニュースを見てとりあえず買った。本を買うきっかけは軽いくらいでいい。

メタバースについてユーザー目線から書かれた書籍。メタバース関連の書籍、情報はWeb3.0と同様に抽象的なことを書いていて本質が見えずビジネスに絡めたどうにも胡散臭いものが多い印象がある。この本はメタバースの住民によって書かれた書籍であり、主観的な内容のみではなく、メタバースのユーザーに対してアンケート調査を行った結果、分析などが記載されていて、メタバース内にどのような人がいるのか把握できて面白い。

読んでいて面白かったのは、「ないはずのもの」を「あるものとして見立てる」という枯山水人形浄瑠璃などの”見立て”の文化の延長線上に「バ美肉」があるというのは面白いなと感じた。VTuberも同様で、わかった上でお互い興じるものだし、そういった”見立て”の文化は下地にあるからこそという考えは納得がいった。

VR環境はあるので、VRChatとかのメタバース空間に参加することはできるんだけども如何せん面倒な上に人見知りをするので、今後もやらないだろうという印象。オンラインゲームでもかなり躊躇するタイプだから、ゲームよりもコミュニケーション性が強いメタバースはどうなんでしょうねという。でもVRChatのぽこピーランドはちょっと行ってみたさがある。

2/25 「完全教祖マニュアル」読んだ

4時起床。勝手に4時に目覚めるので流石に早く寝よう。早く寝るためには早くお風呂入るようにしよう。

今日もハリポタと読書。ホグワーツ面白いんだけど、でけえ蜘蛛が閉所にまあまあ出てくるので無理な人は無理だろうなと思う。

 

本読んだ

中高校生のときに図書館から借りて読んだ記憶があるけど、中身はあまり覚えていなかったので購読した。面白かった記憶だけあるんだよね。今回もざっとメモっていく。前回はメモ帳に手書きで記入していって、最後に写しつつまとめて記載した。この方法だと二度手間だし、自分の書いたメモが汚すぎて「ペン字講座」でもやろうかと思った。

でもペン字講座を勉強しても、あんまり意味ないんじゃないかなと思っている。というのも、ゆっくり書けばそれなりに綺麗には書けるが、メモのときは速度第一優先なので汚くなる。あくまでメモなので字に綺麗さは求められていないけど、自分で書いた字を自分で読めないのは流石に問題じゃないかと思う。どうしたものか。話がすごいズレた。無軌道日記なので、その場で思いついたまま記入していっているから、自分でもよく分からない方向に進む。

 

  • 教祖は人をハッピーにする仕事
  • 教祖の成立要件は、なにかをいう人(教祖)と、それを信じる人(信者)
  • 日本人は「なんとなく無宗教」な人が多く、宗教アレルギーが多い
    • 宗教を頭ごなしに嫌うばかり、宗教に対して無知であるため付け入る隙がある。無菌室育ちなので免疫がない
  • 教祖になるには、まず教義をつくる
    • まず神の扱いについて決める 
    • 神にどのような機能をもたらせるかが大事
      • ユダヤ教の神はイスラエルの民だけを救う(ハッピーにさせる)神
      • イスラム教の神は多数の民族をまとめるために、特定民族に肩入れしない神
      • なので、異常独身男性だけを肯定するための神を作っても良い
      • 仏教のように神をつくらなくてもOK。人をハッピーにさえできれば神は必須ではない
    • 一から作るよりも既存の宗教の焼き直しが楽
      • 宗教に入信してから、独自の一派を作り上げて独立する手法は昔からよくある
  • 宗教の本質は、反社会性にこそある
    • 最もヤバイカルトはキリスト教
      • エスは、罪人である徴税人と会食し、売春婦を祝福し、安息日に病人を癒し、神殿で暴れ回るとんでもないアウトロー 
    • 新興宗教は、その社会が抱える問題点に根差して発生するもの
    • 社会が常に正しいとはいうわけではない
      • 社会的であるということは良いことばかりではない
      • 新興宗教は硬直した社会に、反社会的な鉄槌を下す役割もある
    • 現代社会において幸せになれない人(社会的弱者)を探し、反社会的な基準を与えてその人を幸せにすること、が教祖としてやるべきこと
    • 教祖として大成功できれば、新たな価値基準で社会を塗り替えることができる
  • 高度な哲学をつくる
    • 社会の問題点を発見し、前提を用意する。前提を主張しながら問題点を追及し続ける。要するに世迷言を言いながら社会に文句を言う
      • そうしているとインテリが前提と問題点を論理的に補完してくれる(考察していい感じに解釈してくれる)
  • 教えを簡略化する
  • 葬式と墓参りは教義に入れる
    • 教えに関係なくても皆がハッピーになれれば良いので、何も考えず教義にいれておく
  • 現世利益を謳う
  • 偶像を作る
  • 幽霊などの「不思議なこと」に対して意味付けできるようにしておく
  • 不安を煽る
    • キリスト教「そのまま生活していると死んだときに地獄に落ちますよ」
    • エコ「そのまま生活していると将来地球に生活できなくなりますよ」
    • もちろん救済することを忘れずに
  • 組織を固めるために差別化する
    • 代表的な例として食事制限
      • イスラム教徒が目の前でトンカツや酒を飲み食いする人を「私はイスラム教徒だから豚は食べられない」「私はイスラム教徒だから酒を飲めない」と自覚することにより、自分の特殊性(イスラム教徒)を実感し、それが信仰強化につながる
      • 食事制限には、社会学的面もある。異教徒との食事が難しくなることから友人作りや結婚が難しくなるため、同じ宗教の信者同士で交友や結婚することとなり、組織が固まりやすくなる
      • どうでもいいけど、イスラム教徒をクローン病に置き換えることができる。イスラム教徒になったら教義も勝手に守れてお得かもしれない
    • 教団のアイデンティティーとなる記念日を作って独自のことをやらせる
  • みんなをハッピーにさせるためにあえて義務を与える
  • 権威のある振る舞いをして信者を導く
  • 現代社会において最も適切な新興宗教を作る手段は、「科学的体裁をとる」
  • 病気や貧困で困っている人や社会的弱者などの判断力の衰えている人から布教する
  • 定期的に小さなイベントを行い、コミュニティを作ることで信者をコミュニティに依存させry
  • 教団本部を作るときは、ディズニーランドのような別世界(中年男性がカチューシャをしても不思議ではない世界)のニュアンスを作る
  • 迫害は組織結束、強化のチャンス
  • 本を出版してマネタイズする
  • 数珠、戒名、免罪符、御朱印等の不用品を売りつけてマネタイズする
  • 喜捨を受け付けてマネタイズする。非課税なので非常に美味しい

 

やっぱり面白かった。宗教について説明した本は数あれど、宗教を作る側の本は少ない。新書で200ページ程度でサクッと読めるのでオススメ。だけど、この本を読んでいるのを他人に見られると変な目で見られる可能性があるのでブックカバーはしたほうがいいかもしれない。