2/25 「完全教祖マニュアル」読んだ

4時起床。勝手に4時に目覚めるので流石に早く寝よう。早く寝るためには早くお風呂入るようにしよう。

今日もハリポタと読書。ホグワーツ面白いんだけど、でけえ蜘蛛が閉所にまあまあ出てくるので無理な人は無理だろうなと思う。

 

本読んだ

中高校生のときに図書館から借りて読んだ記憶があるけど、中身はあまり覚えていなかったので購読した。面白かった記憶だけあるんだよね。今回もざっとメモっていく。前回はメモ帳に手書きで記入していって、最後に写しつつまとめて記載した。この方法だと二度手間だし、自分の書いたメモが汚すぎて「ペン字講座」でもやろうかと思った。

でもペン字講座を勉強しても、あんまり意味ないんじゃないかなと思っている。というのも、ゆっくり書けばそれなりに綺麗には書けるが、メモのときは速度第一優先なので汚くなる。あくまでメモなので字に綺麗さは求められていないけど、自分で書いた字を自分で読めないのは流石に問題じゃないかと思う。どうしたものか。話がすごいズレた。無軌道日記なので、その場で思いついたまま記入していっているから、自分でもよく分からない方向に進む。

 

  • 教祖は人をハッピーにする仕事
  • 教祖の成立要件は、なにかをいう人(教祖)と、それを信じる人(信者)
  • 日本人は「なんとなく無宗教」な人が多く、宗教アレルギーが多い
    • 宗教を頭ごなしに嫌うばかり、宗教に対して無知であるため付け入る隙がある。無菌室育ちなので免疫がない
  • 教祖になるには、まず教義をつくる
    • まず神の扱いについて決める 
    • 神にどのような機能をもたらせるかが大事
      • ユダヤ教の神はイスラエルの民だけを救う(ハッピーにさせる)神
      • イスラム教の神は多数の民族をまとめるために、特定民族に肩入れしない神
      • なので、異常独身男性だけを肯定するための神を作っても良い
      • 仏教のように神をつくらなくてもOK。人をハッピーにさえできれば神は必須ではない
    • 一から作るよりも既存の宗教の焼き直しが楽
      • 宗教に入信してから、独自の一派を作り上げて独立する手法は昔からよくある
  • 宗教の本質は、反社会性にこそある
    • 最もヤバイカルトはキリスト教
      • エスは、罪人である徴税人と会食し、売春婦を祝福し、安息日に病人を癒し、神殿で暴れ回るとんでもないアウトロー 
    • 新興宗教は、その社会が抱える問題点に根差して発生するもの
    • 社会が常に正しいとはいうわけではない
      • 社会的であるということは良いことばかりではない
      • 新興宗教は硬直した社会に、反社会的な鉄槌を下す役割もある
    • 現代社会において幸せになれない人(社会的弱者)を探し、反社会的な基準を与えてその人を幸せにすること、が教祖としてやるべきこと
    • 教祖として大成功できれば、新たな価値基準で社会を塗り替えることができる
  • 高度な哲学をつくる
    • 社会の問題点を発見し、前提を用意する。前提を主張しながら問題点を追及し続ける。要するに世迷言を言いながら社会に文句を言う
      • そうしているとインテリが前提と問題点を論理的に補完してくれる(考察していい感じに解釈してくれる)
  • 教えを簡略化する
  • 葬式と墓参りは教義に入れる
    • 教えに関係なくても皆がハッピーになれれば良いので、何も考えず教義にいれておく
  • 現世利益を謳う
  • 偶像を作る
  • 幽霊などの「不思議なこと」に対して意味付けできるようにしておく
  • 不安を煽る
    • キリスト教「そのまま生活していると死んだときに地獄に落ちますよ」
    • エコ「そのまま生活していると将来地球に生活できなくなりますよ」
    • もちろん救済することを忘れずに
  • 組織を固めるために差別化する
    • 代表的な例として食事制限
      • イスラム教徒が目の前でトンカツや酒を飲み食いする人を「私はイスラム教徒だから豚は食べられない」「私はイスラム教徒だから酒を飲めない」と自覚することにより、自分の特殊性(イスラム教徒)を実感し、それが信仰強化につながる
      • 食事制限には、社会学的面もある。異教徒との食事が難しくなることから友人作りや結婚が難しくなるため、同じ宗教の信者同士で交友や結婚することとなり、組織が固まりやすくなる
      • どうでもいいけど、イスラム教徒をクローン病に置き換えることができる。イスラム教徒になったら教義も勝手に守れてお得かもしれない
    • 教団のアイデンティティーとなる記念日を作って独自のことをやらせる
  • みんなをハッピーにさせるためにあえて義務を与える
  • 権威のある振る舞いをして信者を導く
  • 現代社会において最も適切な新興宗教を作る手段は、「科学的体裁をとる」
  • 病気や貧困で困っている人や社会的弱者などの判断力の衰えている人から布教する
  • 定期的に小さなイベントを行い、コミュニティを作ることで信者をコミュニティに依存させry
  • 教団本部を作るときは、ディズニーランドのような別世界(中年男性がカチューシャをしても不思議ではない世界)のニュアンスを作る
  • 迫害は組織結束、強化のチャンス
  • 本を出版してマネタイズする
  • 数珠、戒名、免罪符、御朱印等の不用品を売りつけてマネタイズする
  • 喜捨を受け付けてマネタイズする。非課税なので非常に美味しい

 

やっぱり面白かった。宗教について説明した本は数あれど、宗教を作る側の本は少ない。新書で200ページ程度でサクッと読めるのでオススメ。だけど、この本を読んでいるのを他人に見られると変な目で見られる可能性があるのでブックカバーはしたほうがいいかもしれない。