2/23 今日は引きこもりデー&『欠乏の行動経済学』を読んだ

4時起床だけど、5時くらいにベッドから這い出る。今日なんかダルい感じ。寝落ちするとやっぱりよくないよな。今日は祝日だしスロースタートでいこう。朝活は、緩めにした(ラジオ体操+30分間ステッパー)。シャワー浴びたらシャキッとした気がしないでもない。

今日はホグワーツやったり、本読んだり、エレンタール飲んだりして終わった。一歩も外出てない。今日は引きこもると決めたので。

 

本読んだ

面白かった。タイトルは時間の有効活用方法について書いてあるかのように見えるけど、メインは金銭的な欠乏に関することだった。原題も時間という単語は入っていないし。まあそうしたほうが売れると判断したんだろうね。邦題あるある。

この本を一言で表すと「貧すれば鈍する」です。だから、バッファを持てよ、貧しても鈍しない仕組みを作れよ、みたいな感じ。以下、読んでてメモった内容。概要っぽくなっているけど、全体を網羅しているわけではない。

 

概要というかメモ

  • 金銭的、時間的等の欠乏(ダイエットや孤独にも同様のことがいえる)は無意識のうちに人の心の処理能力内部を占拠する。その事項に対しての処理能力、集中力を高めるが、それ以外の処理能力を落とす(トンネリング)
  • 欠乏は直接的に処理能力を低下させる。処理能力とは、認知能力と実行制御力。また、IQも10程度低下させる。
  • 実行制御力が落ちると、衝動的にもなる。
  • 欠乏者、特に金銭的に欠乏、心配が生じることは徹夜よりも認知能力が低下する。貧困層は常に認識能力が低いのではなく、欠乏によって処理能力の一部が他に使われているため、認知能力が低いように見える。
  • 同一人物でも、金銭的に貧しい(欠乏している)状態のほうが、知能が低くて衝動的に見える。貧困そのものが知力に負担をかける。ダイエットも同様。
    • PCがバックグラウンドで動いているプログラムのせいでフロントのプログラムの挙動が遅くなるのと同じ。
  • 欠乏状態にあるということは、能力が低下するため失敗しやすくなる。さらに、失敗できる余裕(本書ではスラックと表現しているが個人的にはバッファのほうが馴染み深い)がないということでもある。
    • 欠乏が人を借金に導き、さらなる欠乏を呼ぶ
      • ここら辺はウシジマくんの序盤辺りを読むと分かりやすい。
  • 人の豊かさは、気にしないでいられるものの数に比例する
  • 多忙な人は、重要だが緊急でない課題をほったらかす傾向がある
  • 欠乏はトンネリングを起こし、目先のことしか見ない行動をうむ。
  • 欠乏は欠乏をよぶため、緊急の課題に対処した後に、放置していた更なる課題に次から次へと対処し続けてなんとかやりくりしがちである。本書ではジャグリングと揶揄している。随分上手い言い回し。
    • ジャグリングから脱出するためには、長期的な計画が必要。しかし、計画立案という課題は、重要だが緊急でない課題である。さらに、計画立案を行うには処理能力が必要。欠乏に処理能力がとられている人には難しい
    • ジャグリングは、一時的な金銭、時間を与えられる(もしくは借りる)ことで解決可能。しかし、傷病、事故、不具合など予想外の出費(本書ではショックと呼ぶ)に耐えられるバッファがないとジャグリングは再び再開される。
      • バッファとなる蓄えは、裕福な状態のときに築く必要がある
  • 欠乏の中でも、金銭的欠乏(貧困)は時間的欠乏などの他の欠乏に比べて、人への影響度が高い。金銭的問題は命にかかわるからね。
  • 貧困層は怠惰であるように見える
    • 欠乏により処理能力が負荷がかかると、記憶力が低下する、仕事での生産性が落ちる、新しい情報を処理する能力が落ちる、自制心を働かせづらくなる、寝る前に悩むことで睡眠時間が短くなる、単純にIQが下がる等のことから、怠惰であるように見える。散々だな。
    • 解決策としては、欠乏に対して生じる過失を許容するシステムを作るなどシステム側で対応するのが効果的。
  • 時間の欠乏に対して、時間を無理ねん出して作業時間をかけるのは悪手。処理能力が低下するので。
  • 欠乏を防ぐには、多くの資源をもつ、バッファとなる蓄えを築くこと。自分の環境を「耐欠乏性」にする。そうすることで、欠乏のネガティブな影響を最小限にとどめることができる。
    • 期限(時間)に余裕のある課題に対しては、細かく期限を分けてマイルストーンを設置すること。マイルストーンが適正なのか問題は残るけど、放置するよりマシか
  • 欠乏が生じたトンネリングに備えるには、リマインダーとほったらかしても大丈夫な仕組みをつくる
    • リマインダーによって、トンネリングとなってもトンネルの外からトンネルの中へ通知してくれるものをつくる
    • トンネリングで困るのは、他の課題をほったらかしてしまうこと。なので、ほったらかしても上手いこと進むように手はずを整えてしまう。ためにメンテナンスする
      • これはまったく俺の投資への考え方と同じなの、でおおっとなった。投資、金融商品に対してリソース(処理能力)を割きたくない。チャートと睨めっこしたくない。
  • 処理能力も時期、時間帯によって変わる。自分のタスク予定を作成する人は多いが、自分の処理能力によってタスクを組む人は少ない。
    • 思考の整理学でいう「朝飯前」というやつだ。起床後、朝ご飯を食べる前が一番頭が冴えているから、朝に思考力が必要な課題をやってしまえという考え。点と点が繋がっておもろい。

 

ストレングスファインダーやったときに、メモしながら本読んだほうが良いと書いてあったんで、試したけど文字数がとんでもないことに。毎回はやらないけど、いい感じにまとめられておもろいね。リアルタイムで気になったところメモるから、あとから書くより圧倒的に楽だし。