1/16 古典は本当に必要なのか(後) / 『人生が整う 家事の習慣』感想
ごはん
朝食 うどん、鳥大根
昼食 担々麺+うどん
夕食 イカリングフライ、イカねぎのXO醤炒め、ホワイトベルグ
担々麺に冷凍うどんをいれた。貧者のライフハックだ。
記事読んだ
昨日に続き後編を読んだ。面白かった。
前後読んだ感想としては、結局
「古典は素晴らしいから素晴らしい」「古典は面白いから素晴らしい」「古典は人生が豊かになるから〜」「古典は幸せになるから〜」
が多数を占めている風に思えた。
古典は見識を広めて教養になり人生を豊かにするという主張だけど、古典でなくても言えるよね。
数学社会理科は勿論、例えばプログラミングや社会学、経済学、倫理学、論理学だって同じことを言える。というか新しい知識ならなんでも同じこと言える。
その人にとってたまたま古文だったり漢文だったり和歌だったというだけじゃないの?
結局のところ、文法などもひっくるめて原文で古典を学ぶことの実用性が分からなかった。センター試験の国語の半分を古典が占めているほど優先順位が高い古典だが、その実用性と比べるとアンバランスではないか?
「実用性ばかり追い求めるな」「役に立たないからといって削る理由にはならない」、そう思うかもしれない。
ごもっとも。だけども高校生には3年間という期間しかない。100年間も期間があれば古文漢文に限らず経済学や英語、中国語、哲学、地学、倫理学、プログラミングなどなど優先順位をつけずに色々なことが学べてさぞかし見識は広くなり教養は深くなり人生は豊かになり幸せになるに違いない。だけども現実問題として3年間という短い時間しかない。
実用性が他と比べて劣るものは優先順位が低くなるのは仕方ないことといえる。高校地学が物理化学生物と比較しても軽視されているのと同じように。
「では素晴らしい古典を削ってなにを入れるのか?」現代語のリテラシー教育だと思う。
途中「今現在の国語教育において、現代語のリテラシー教育というのは古文漢文より時間が少ないということか。」という質問があった。
明瞭な回答は惜しいことになかったが実際どうなのか。
現代語のリテラシー教育は充分なのか?
とりあえず下の問題について答えてみてほしい。
謎解きでも知識を問うものでもない。ただの読解力テスト。
アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。
セルロースは( )と形が違う。
( )に入るのはどれか。
A デンプン
B アミラーゼ
C グルコース
D 酵素
正解は下のほうに赤い文字で書いてる
公立中 9% 私立中 27% 公立高 33%の正答率を叩き出した文章。
ちなみにこれは、東京書籍㈱ 高校生物基礎教科書『新編・生物基礎』からの引用なので教科書を読めない中高生が多くいることがわかる。
詳細については以下の通り。
また、学生だから適当に答えただけだと思うかもしれないが、以下のTwitterでの反応を見ると実際にそういう人がいるのがわかる。(コメントなど特に)
文章が悪文であると指摘、主張している人が多くいることに驚く。「この文章は読解力テストで出題された問題である」という文脈も読めていないことから、読解力がないことが分かってしまうのが面白い。
文章を正確に読む力、読解力は核心的な学力であることに疑いはないと思われる。
教科書が読めないだけでも致命的だが、問題をきちんと読めなければ国語は勿論、数学、物理、その他諸々は解けない。
調査結果によると、中学生の約15%は意味理解の最初のステップである文構造の把握ができないまま卒業しているらしい。やばいでしょ。
このような結果が得られたということは、国語という教科において現代語のリテラシー教育は明らかに不充分であると考えられる。なので、古典の占有率を減らすか、もしくは選択科目とし、 現代語のリテラシー教育により力をいれるべきなのではと個人的には考えた。
リソースが限られているなかではどうしても優先順位というものがある。実用性が低い古典をそこまで優先度が高い理由は分からない。実用性と優先順位にアンバランスさを感じる。なによりセンター試験の国語の半分を古典が占めているほど優先順位が高いとはとても思えない。
なんというか既得権益になっているんだと思う。
上の問題 A.デンプン
というか古典がこのまま削られようが残ろうが正直どうでもいい。だけど、少なくとも古典が苦手になったのは間違いなく文法のせいだった。自分はセンター試験を受けていなから古典を憎まずに「ちょっと苦手」でいられたと思うけど、センター試験を受けていたら間違いなく古典を憎んでいたと思う。そういう人たちが減れば幸い。
古典なんて全く必要ないから滅べと言っているわけではないし、古典は教養として面白いとは思う。古典が楽しいと思う人たちで古典の素晴らしさや面白さについて語っていてほしい。
そういえば、小学生の頃、春望や枕草子の冒頭の音読をアホみたいにやったおかげでほとんど覚えているし、やっててよかったと思うけど、中高の古典の授業は思い出しても物語の記憶よりもレ点や文法(ラ行変格活用など)の方が印象深い。現代翻訳では細かいところまで理解できないと古典肯定派は言っていたが本末転倒ではないか。
まぁこの日記を読んで思うことがあるかもしれませんが、担々麺の残ったスープにうどんを入れてはしゃいでいるレベルの理系大学生の一意見としてお手柔らかにお願いします。
以下、シンポジウムの文字起こし以外に読んで参考にしたやつ。
また、シンポジウムを見たい人は↓ なんとゴッド・ファーザーPART2の上映時間と同じ!
本読んだ5
読んだのはこちら。5冊目はこちら。
ざっと読んだけど良書。人生が整うかは分からないけど部屋は整うと思う。というか整った人生ってなんだ? 起承転結がはっきりしているのかな。
内容としては、掃除、片付け、洗濯、料理の4つについて生活の知恵がイラストともにわかりやすく書かれている。一人暮らしをしている人や日常的に家事をしている人にとっては常識的なことが書いてあったり、日常生活を過ごす上で「こうするとちょっと便利だ」という、長年やっていないと気づかないような小さな気付きが書いてある。
なのでこれから新しく一人暮らしを始めるときに読むと間違いなくためになるし、既に一人暮らしをしている人にとってもためになるかもしれない。いわゆる当たり前の常識かもしれないが、それをまとめて学ぶことはあまりないし体系的にみるとどこかしら欠如している人は多いでしょ。
今回は雑に読んだが、一人暮らしをするとき物理本を買うことになるかもしれない。
以下一番ためになったページ。服をたたむときだいたい適当にやっていた。綺麗なたたみ方を見ても忘れる。「タテタテヨコヨコ」で大体うまくいくらしいので、それだけ覚えていればあとは感覚的に綺麗にすれば大丈夫だろうから楽。